文の途中で、名詞に一つの文をなすほどの長い説明を付け加えることができる
例: ペン(私が昨日買った)を失くした
※ 文の途中で「ペン」の説明を入れている
2.関係代名詞の用法
説明したい名詞(先行詞)と説明の文を、関係代名詞[which]でつなげる
例: I lost a pen which I bought yesterday.(私は昨日買ったペンを失くした)
※ 「先行詞 + 関係代名詞 + 説明の文」という順番
3.関係代名詞の3種類
先行詞によって、使える関係代名詞が異なる
①who、whom、whose … 先行詞が人の場合
②which、whose … 先行詞が物の場合
③that … どちらでも使える
4.先行詞が人の場合
先行詞が説明の文において、主語か目的語かで関係代名詞が異なる
①先行詞が主語[主格]にあたる場合 … whoを使う
例: 私には友達(英語が話せる)がいます
⇒ I have a friend who can speak English.(私には英語が話せる友だちがいます)
②先行詞が目的語[目的格]にあたる場合 … whom[who]を使う
例: その男性(あなたが昨日会った)は私の兄です
⇒ The man whom you met yesterday is my brother.(あなたが昨日会った男性は私の兄です)
※ 説明の文で、先行詞をもう一度入れないように注意
The man whom you met the man yesterday is my brother. は誤り
5.先行詞が物の場合
先行詞が、主格でも目的格でもwhichを使う
例: I lost a pen which I bought yesterday.
例: English is the language which is spoken in many countries.
6.関係代名詞 whoseの用法
先行詞が、説明の文で所有格にあたる場合は、whoseを用いる
例: 私は、女の子(父が医者である)を知っている
⇒ I know a girl whose father is a doctor.(私は父が医者である女の子を知っている)
7.関係代名詞 thatの用法
thatは先行詞が人でも物でも使えるが、以下の場合は特にthatが好まれる
①先行詞に最上級の形容詞やthe only、the same、the very、the first、the lastなどがつく場合

②先行詞がallやanything、everything、nothingなどの不定代名詞の場合
例: This is all the money that I have.(これが私の持っているすべてのお金だ)
③先行詞が人と動物〔事物〕の両方である場合
例: He made a speech on the people and places that he had seen overseas.(彼は海外で見た人や場所について話をした)
④前に疑問詞のwhoがある場合
Who is the gentleman that is coming up to us?(こちらに近づいてくる紳士はだれだろう)

③先行詞が人と動物〔事物〕の両方である場合

④前に疑問詞のwhoがある場合

※ 先行詞に指示代名詞のthatがついている場合にはwhoが好まれる
Do you know that lady who is smiling at us?(こちらを見て微笑えんでいるあの婦人をご存知ですか)
8.関係代名詞 whatの用法

thing + which や all + that は what に置き換えることができる
例: I don't know things which I should do.(私はすべきことがわからない)
= I don't know what I should do.
9.前置詞 + 関係代名詞
説明の文でとり残された前置詞を、関係代名詞の前に持ってくることがある
例: This is the pen which he wrote the letter with.(これは彼が手紙を書くのに使ったペンだ)
= This is the pen with which he wrote the letter.